6月12日一般質問原稿全文です

本日は、シンガポールにおいて史上初の米朝首脳会談が開催されています。この会談が、朝鮮半島の対立と緊張に終止符を打ち、非核化と平和に向けた確実な歩みとなるよう期待しています。i

日本政府に対しては、対話路線を進めることに尽力し、日朝間の懸案の解決にもしっかりと取り組んでいただくよう求めたいと思います。

それでは、質問に入ります。今回は大きく4点の質問をいたします。

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大きな1番目に、セクハラ防止をはじめとした男女平等政策推進について、質問します。

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財務省前事務次官や前狛江市長など、行政や政治の分野で責任ある地位にいる男性のセクハラが、大きな社会問題となっています。セクハラを行った加害者が地位を退いても、真剣な反省と被害者への謝罪という点では、納得がいかないと考える市民も多くいます。私は、セクハラは性暴力の一部であり、社会の中で上下関係を反映し、強い立場にいる側が弱い立場にいる者に対して行う人権侵害行為であると考えています。

さて、国の動向を申し上げれば、現在の法律ではセクハラについて禁止規定はなく、政府は「現行法でセクハラ罪という罪はない」との答弁書を閣議決定しました。私としては、セクハラ被害防止と被害者救済を目的とした法整備に政府は踏み出すべきと思います。国際労働機関(ILO)もセクハラを全面的に禁止する条約の制定に動き出そうとしており、日本政府には積極的な対応を求めます。

以下質問します。

1点目に、セクハラ防止について伺います。

第1に、セクハラとはどのような行為であると武蔵野市では認識しているのでしょうか。また、武蔵野市役所の対応方針はどのように規定され周知されているのか、伺います。

第2に、苦情の受付や相談窓口はどこであり、加害者に対しては、どのような方針をとることになっているのかをお尋ねします。

第3に、過去5年間でセクハラでの相談は、どのような状況かをお聞かせください。件数と内容を伺います。

第4に、セクハラ防止に関する啓発・研修は過去5年間どのように実施されているのか、伺います。

2点目に、市役所内での男女平等推進について伺います。

第1に、管理職に占める女性の割合の過去5年間の推移を伺います。割合を増やすことに関する数値目標についてはどのように考えているのかお聞かせください。

第2に、事実婚であれ法律婚であれ、夫婦別姓を選ぶ職員への対応方針はどのようなものか、お尋ねします。

第3に、育休取得について、男性職員の取得促進に向けた取り組みをさらに進めるべきではないかと考えますが、見解をお聞かせください。

 

3点目に、男女平等の推進に関する条例の具体化について伺います。

武蔵野市では、2017年4月より男女平等の推進に関する条例が施行され、子どもむけのワークブックもできたことを、とても評価しています。今後、学校・職場・地域での条例の具体化に期待しています。そこで5点伺います。

第1に、児童・生徒へのワークブックによる啓発の現状と評価を伺います。

第2に、公立小中学校で、男子はズボン・女子はスカートなどの制服の規定はどの程度あるかをお聞かせください。

実情と希望に応じた選択制にはできないのでしょうか、見解を伺います。この件は、市内の保護者や生徒からも質問されたことです。もちろん制服そのものの是非をめぐる議論はありますが、今回は、女子児童生徒が体調や趣味などの希望を述べて、それに応じることができるかどうかについて検討を進めていただきたいと思っています。

第3に、高校・大学でのデートDV講座の現状と評価を伺います。

第4に、子どもを3人産むことを奨励する発言や「0歳児はママが好き」発言が政治家から続く状況を見て、私はリプロダクティブ・ヘルス・ライツに関わるさらなる啓発の必要を感じていますが、市長の見解をお聞かせください。

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2番目に、保育の質の向上について質問します。

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先日今年4月段階での、保育園待機児童数が公表されました。53人と昨年より大幅に減少していることが明らかになりました。市民の声にこたえて、保育園増設をス進めてきた市の取り組みを評価したいと思います。もちろん、待機児童になった世帯については、仕事のキャリア中断や世帯収入減少などいくつもの課題を抱えておられますので、可能な限り緊急対応も実施していただきたいと願っています。そして、早期の待機児童ゼロ実現を期待しています。

一方で、新しくできた保育園は、園庭が狭いところが多いですし、保育士の一斉退職による保育の質の低下が懸念される事例も何件かありました。また、これまでと違って父母会がない園が増えており、さらに保育士の処遇改善に重要な役割を果たす労働組合の存在も余り伝わっていません。これらは新しい課題であり、今後は、保育の質の向上を大きな目標としていただきたいと考えています。

以下質問いたします。

1点目に、民間保育園における定員割れはあるのでしょうか。経営困難な事例は生まれているのでしょうか。また、それに対する方針について伺います。

2点目に、望まない形での育休延長などの実情は把握しているのでしょうか。あるとすれば、どのような理由か、どう対応するかについても伺います。

3点目に、兄弟姉妹の別園の解消を望む声をかねてから伺っていますが、待機児童が減っている状況の下でどのような方針をとるか、お聞かせください。

この件については、昨年11月の一般質問でも伺い、市長から「利用調整基準の見直しをはじめとした対策により、解消に努めていきたい。そのためにも、保育施設整備に邁進したい」との答弁をいただいていますが、今年度の待機児童数が明らかになりましたので、再度伺いたいと思います。

4点目に、保育のガイドラインに基づく保育が実施されているかどうかの検証体制はどのようになっているのか、伺います。

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3番目に、人と動物の共生できるまちづくりについて、質問します。

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こんにち、武蔵野市でもかけがえのない家族としてペットとの暮らしを楽しむ世帯が増えています。高齢化や単身世帯の増加に伴い、病院に入院したり介護施設に入所するなどで、飼い主が突然いなくなった猫が、野良猫になるなどの課題が市民から指摘されています。人と動物が共生できるまち、ペットを飼っている世帯と飼っていない世帯とのよりよい関係づくりのために、以下質問をします。

  1点目に、市内でのペット(可能なら、犬・猫など種類別に)の飼育頭数はどのような状況か、お示しください。

猫の場合は、登録がないため実数の把握は困難と思うが、推定数は示せられないでしょうか。

2点目に、動物愛護に関する啓発に関して伺います。

第1に、ペットの飼い方に関する啓発はどのような状況か、伺います。

第2に、不妊去勢手術の勧め・飼えなくなった場合の対応の仕方など、猫の飼い方に関するセミナーは実施できないでしょうか。

3点目に、飼い主のいない猫を減らす取り組みについて伺います。

第1に、殺処分の頭数と過去10年間の推移、処分された理由の内訳をお示しください。

また、東京都の動物愛護相談センターとの連携はどのような状況でしょうか。

第2に、飼い主が不在になることでの野良猫になるケースへの対応について伺います。飼い主が、病院や施設に入所したり、転居したり、死亡するなどの場合、飼い猫が野良猫になる例が見受けられています。

こうしたことを少しでも減らすために、福祉分野との連携が必要であると思います。具体的には、訪問看護師・ヘルパー・ケアマネージャー等がペットの存在を把握し、利用者やご家族と事前に対応を話し合っておくことなどですが、検討できないでしょうか、見解を伺います。

4点目に、人と動物の共生できるまちづくりのためにできることについて伺います。

第1に、飼い主のいない猫が一時避難できるシェルターについて、公的な運営は困難と思っていますが、何らかの支援を検討できないでしょうか。

第2に、公的な集合住宅でのペットを飼いたい住民に関して、ニーズ調査や新たなルール作りなどを検討できないでしょうか。

例えば、入居に際し、一定の負担をしていただき、何戸かを飼育可能住宅にすることなどが考えられます。

都営住宅については、東京都とも協議をしていただきたいが、いかがでしょうか。

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4番目に、境山野緑地の保全と活用に市民の声を活かすことについて、質問します。

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昨年度より「緑の基本計画」の改定作業が進められています。私は、今回の改定が、民有地の緑の減少などの環境変化に対応する計画となることを期待しています。

一方、現在の「武蔵野市緑の基本計画2008」の境山野緑地の保全の項目では「市内に唯一残された雑木林である境山野緑地の保全と活用については、境山野緑地検討委員会提言をもとに、里山としての利活用、施設整備、管理運営に関する計画を市民とともに検討していきます。」とあります。残念ですが、未だ「市民とともに検討する」ことはできておりません。この点については、説明の必要を感じています。行政計画に書いた項目すべてが実施できないことも、場合によってはありえます。しかし、延期したり、実施できなかった場合には、市民や議会への説明は不可欠と考えます。

緑を守り育てる活動への市民参加を進める立場から、以下質問いたします。

1点目に、新しい「緑の基本計画」策定に関し、新しい視点をどのように考えているか、伺います。また、計画策定に関して、策定までのスケジュールと市民参加の内容に関してお示しください。

2点目に、「緑の基本計画2008」の境山野緑地の保全の項目にある「市民とともに検討」がいまだ実施されないのはなぜでしょうか。理由をお聞かせいただきたいと思います。

3点目に、境山野緑地の現状への評価を伺います。境山野緑地は、最後の萌芽更新から70年以上が過ぎ、全体的に高木化し下草が少なくなっています。真ん中あたりは、下草が全くない状態です。日光が十分あたらないため、どんぐりが芽を出し大きく育つ前に枯れることもあります。生き物についても、バッタ類が極端に少なく草原性の昆虫も少ないなどの課題が、市民から指摘されています。

私は、2月に市民団体が開催した「武蔵野の雑木林を未来につなぐ」と題したシンポジウムに出席し、西東京市や福生市など他の自治体における雑木林の再生の考え方や現状を伺いました。そして、適切な伐採によって、森が若返り、生物多様性が保全されていることを理解できました。適切に木を切る、人の手を入れるということは、自然を壊すことでなく、森を若返らせ、子どもたちを含む市民が森に親しむ機会を広げることであると感じました。

そこで、市は、現状をどのように認識しているか、伺います。

4点目に、境山野緑地は、近隣に小学校・保育園・子ども園など、子ども関連施設が多く存在しています。私は、子どもが、森に親しみ、森で遊び、さらに森とかかわり育てることができるよう、教育の場でも境山野緑地を活用すべきと考えています。もちろん、子ども関連施設では、現在でも小学校の授業などで境山野緑地を利用していることは承知していますが、今よりも植物や生き物の種類が増えるなど、生物多様性が高まり自然が豊かになれば、子どもたちは多くの生き物に触れることができ、より充実した環境教育・環境学習ができるようになるのではないでしょうか。

市長・教育長の見解をお聞かせください。

最後の質問です。いずれにせよ「緑の基本計画2008」にある行政と市民がともに検討する場が必要であると考えますが、市長の見解をお聞かせください。

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