【2023年のスタートにあたって】

【2023年のスタートにあたって】

  2023年が始まりました。

 2022年は、新型コロナウイルス感染症が変異しながら感染者を拡大し、2月末はウクライナで戦争が始まり被害者を増やしながら現在に至っています。秋になって、政府から、原発の新規増設や稼働期間延長の動きがあり、年末には、敵基地攻撃能力の閣議決定・防衛予算のための増税が打ち出されました。戦争をしないで、人びとが安心して生活を送るためには、食料やエネルギーの対外的な依存こそ変えてゆく必要があるのではないでしょうか。
 物価高騰や秋以降始まるとされている消費税のインボイス制度も大きな景気後退要因です。

 私は、市民の力が政治を変えることを基本に、企業・労働組合・宗教団体の力や大きな権威に寄りかからずに、活動をしてきました。
 目標は、差別・格差・戦争のない社会です。
 2022年も議会での一般質問や委員会での質疑を欠かさず行い、毎月の脱原発と平和を訴えるデモで歩き、生活困窮者支援の国会での集会に参加してきました。武蔵野市内で困窮した方とお会いすることも何回もありました。
 私は、日本国憲法の前文がとても好きで、特に
「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」
というところに、深い感銘を覚え、たびたび引用してきました。
 食べられない、殴られる、殺される、行きたいところに行けない、言いたいことを言えない・・・・こんな状態を変えないといけない。人としての権利を的確に表現していると思っています。

 今年4月にはいわゆる統一地方選挙があり、武蔵野市では4月23日が投票日となっています。
 政府の動きに対して、自治体でより必要な制度ができるよう、今年も当事者の声・小さな声に耳を傾け、誰もが排除されず人権を尊重されて生きていくことのできる社会をめざして、一歩ずつ歩んでいきます。

 なおこの文は1月1日に書きましたが、遅れての投稿となりました。それは私のケガが原因です。12月24日早朝に不注意から左手首を骨折し、29日手術で翌日退院し、今右手で書いています。あと10日程度で結果を見て包帯や三角巾がとれると聞いていますが、申し訳なく思っています。

 年頭にあたり、皆さまのご健康とお幸せを心から祈念いたします。