6月1日(火)市議会一般質問を5番目に行います

6月議会が1日(水)から始まります。私は6月1日に一般質問をします。
質問内容のご案内をいたします。
◆6月1日火曜日の5番目で、早くて13時50分ごろから、遅いと14時30分ごろからと思われます。私の場合、答弁を入れて60分から70分くらいです。
◆進行状況は、お昼休みに議会事務局0422ー60-1883へ問合せできれば開始時刻がわかりやすいと思います。
◆市役所8階で受付をすればどなたでも傍聴できます。出入りも自由です。
◆市議会ホームページでインターネット同時中継もあります。
◆天井も高く感染防止策をしている傍聴席ですが、体温を測りマスクをしておいでください。
◆山本ひとみへのお問い合わせは、090-1212-8411 または yhitomi815@gamil.com へお願いいたします。

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1.オリンピックを中止して、医療や生活を守る新型コロナウイルス対策の充実を進めることについて
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新型コロナウイルスの感染症の第4波は全国で猛威を振るい、病院での治療を受けることができず命を落とした方も多数報道されている。
医療の充実は大きな課題であるが、現在の地域医療構想は、医療費を抑制し、病院の統廃合・病床数削減に道を開くものとなっている。東京都も都立公社病院の独立行政法人化に舵を切り、先の議会で関連予算が可決されたが、議案の審査はこれからという状況であり、これ以上医療をひっ迫させない対応が求められている。
私は、お弁当の配布や生活物資の支援・相談事業を内容とするゴールデンウイーク大人食堂に際し、2日間にわたる開催にボランティアで参加した。始まる前から多くの方が並び、若者・女性・外国籍の方など、貧困が世代や国籍を超えて広がっている姿を浮き彫りにし、分配を変え公助を手厚くする必要性を痛感した。
こうした状況で、この夏のオリンピック実施をすすめることはとんでもないことであり、中止を決断して医療の充実・生活の支援を強化させるべきである。
以上の状況を踏まえ、以下質問をする。

①新型コロナウイルス感染症による治療が必要な方に関して、武蔵野市で病院に入院できず自宅やホテルで療養する方は何人いるか。
他の病気の診察や治療に影響はどのように出ているか。

②大人食堂の必要性が大きな関心をよんでいるが、お弁当や生活用品の支援・相談活動の強化をどのように進めているか。

③オリンピック・パラリンピックの実施は、市や財政援助出資団体の職員の中では、どのような期間、何人の人員が必要とされているか。
公立小中学校の児童生徒・教職員の観戦計画は、何人あるか。

④オリンピック開催は市の権限ではないが、実施は影響が多方面である。私は、責任を持つ機関で協議して一刻も早く中止を決断すべきであると考える。
市長・教育長の見解を伺う。
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2.障がい者が住み慣れた地域で暮らし続けることについて
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私は、障がい者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けていくためには、医療と福祉の連携が重要であり、地域で終のすみかとなる住まいが必要と考えている。
先日策定された「武蔵野市障害者計画・第6期障害福祉計画」にも、計画の基本的な考え方として、「障害の重度化高齢化、親亡き後を見据え、地域社会での安心した生活の継続と地域移行を進めるため、地域生活支援拠点の整備に取り組みます」とある。
武蔵野市でも障がい者の高齢化は進んでおり、また高齢化が早く進行するケースもあると聞いている。一方、市内の施設では、入所施設わくらす武蔵野が開設されたが、これ以上の入所施設の開設は困難と伺っている。また、日中サービス支援型のグループホームは、桜堤にできた施設以外にも必要となっているのではないか。市内での施設を見つけることができず、市外・都外の施設を利用する障がい者も多い。
以上の状況を踏まえ、以下質問をする。

①障がい者が住み慣れた地域で暮らし続けることに関し、市長の見解を伺う。

②桜堤にできた日中活動支援型のグループホームは、高齢化への対応も考慮したと考えられるが、入所者の年代や入所の要件を伺う。
市内の入所施設・グループホーム・療養介護施設は何か所あり、それぞれの定員は何人か。

③市内で住まいになり得る施設を探しても入ることができず、東京都の市外施設、東京都以外の施設に入所する障がい者も多い。
それぞれ、何人いるか。

④人工透析や糖尿病治療など医療行為の必要な障がい者には、現在どのように生活と治療を行っているか。
また、どのような施設に入所することが可能か。

⑤昨年9月議会の一般質問で入院時の情報連携シートの中で、身障者という項目だけがあるが、知的障がい・精神障がいなどを記載する欄がないことを指摘したが、他の障がいを入れることを検討したか。

⑥今後、日中活動ができるクループホーム・医療ケアを提供できるグループホームが必要であり、これは、グループホームの転換や増設、様々な医療機関との連携が今以上に必要となる。
どのように対応するか。

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3.一人一人を大切にする子ども政策について
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2021年度は、子どもの権利条例(仮称)の検討があり、一人一人の子どもの人権をどのようにして大切にするかが大きな議論となると思われる。
3月1日の一般質問で、インクルーシブ教育について質問をしたところ、教育長は「学習活動に参加している実感を持ちながら、生きる力を身につけて行けるかが本質的な視点であり、通常学級・特別支援学級など、多様な学びの場を用意しておくことが必要」との考えを示した。生きる力というのは幅広い考えであるが、生きていること自体が大切だとする視点とどう関係していくのか、さまざな学級をつくることに理解をするが、同じ場所にいて子どもも保護者もお互いを理解し、ともに育ちあう関係が進んでいくのではないか、など、私としては、疑問や課題を感じた。
そこで、以下質問をする。

(1)インクルーシブ教育の実現について

①3月1日の一般質問では障がいがある子どもが公立小学校に入学する際、「保護者と学校との対話と検討の結果として、学校が保護者に授業中の付き添いを求めることはある」と教育長から答弁があった。
実際に付き添いを必要とする児童生徒は、武蔵野市の公立小中学校で何人か。その根拠はどのようなものか。
学校と相談する場合、どのような説明を学校は保護者にしているか。
②保護者が付き添うことは、保護者が子どものケアを選ぶことであり、選択の幅を限定することとなる。子ども全体にとって、障がいの有る無しに関わらず、多様な人が社会を構成し、助け合って生きていくことを実際に進めることが必要ではないか。
付き添う・付き添わないという選択をできる仕組みが必要と考えるがどうか。付き添わない場合何が課題となるのか。
③社会科見学・遠足・修学旅行・セカンドスクールなどの学校外の行事に障がいがある児童生徒が参加する場合、どのような形で行っているか。
ケアする役割を保護者に依頼することはあるか。

(2)不登校の児童生徒への対応について

①教育機会確保法の考えに関して、教職員・保護者それぞれにどのような周知・広報を行っているか。行う予定か。
②私は、学校に行けない・行かない中学生のもう一つの居場所クレスコーレを見学した。経験のある熱心なスタッフの説明を聞き対話が進み、大変参考になった。
居場所の見学もしたが、靴を脱いで上がれるシート・ゆったりできるソファーなどがあれば、さらに利用する子どもにとって使いやすくなるのではと感じた。
こうした整備充実のための支援ができないか。
③午後遅い時間帯や夕方の受け入れも必要と考える。
たとえば、児童館を利用するなどの、検討はできないか。
④家庭と子どもの支援員がすべての市立小中学校に配置されることになったが、どのようなことを行っているか。

(3)教育や生活を相談しやすいしくみについて

①ペアレントメンターの制度に関し、制度の内容と実施の実情を伺う。
②学校単位でのスクールソーシャルワーカーの配置は、今後実現すべき課題であると考えるが、どのように増員を考えているか。

(4)学習者用コンピューターの配付について

①各学校の教職員にどのように支援をしているか。
②児童生徒の自宅で、コンピューターを使用できないケースはどの程度あり、どのように対応しているか。
③特別支援学級・特別支援学校での実施はどのような内容か。