境山野緑地の保全と再生を!緑の基本計画にある「市民との検討」を! ~予算審議を振り返って~

市内境4丁目の境山野(さかいさんや)緑地のあり方に関して、さる2月12日には100名近い市民が参加したシンポジウムがありました。

しかし、予算委員会ではこの件についてあまり質疑がなかったのは残念でした。

以下、予算の討論で述べたことを中心に私の考えを書きます。

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(予算に対する討論では以下のように述べました)

緑の基本計画の改定が予算案にありますが、そもそも現在の「武蔵野市緑の基本計画2008」の検証について1点申し上げたいことがあります。重点施策19境山野緑地の保全の項目では「市内に唯一残された雑木林である境山野緑地の保全と活用については、境山野緑地検討委員会提言をもとに、里山としての利活用、施設整備、管理運営に関する計画を市民とともに検討していきます。適度な伐採を含めた整備更新は、その影響を十分考慮し事業の内容や工程について十分な説明と議論を重ね、市民の理解を得ながら進めます。」とあります。

この「市民とともに検討する」ことがなされていない理由については、市民や議会への十分な説明が必要ではないでしょうか。計画に書いていることが10年間たっても実施されていないことは行政への信頼を損なうものと思います。ぜひ、この点を早急に検討していただき、早い段階での市民とともに検討する・話し合う機会を持つよう要請します。

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娘の母校である第二小学校の近くに、境山野緑地はあります。その一部は国木田独歩にちなみ「独歩の森」とも呼ばれています。ここは、昔からの雑木林を継承する市内に数少ない貴重な林です。

しかし、最後の萌芽更新から70年以上が経ち、全体が高木化して、明るく下草もある雑木林とは言えない状況です。適切な伐採で森が若返り、生物多様性が保全されることを望んでいます。

そのために、まずどのようにするのか「市民との対話」の場が必要だと思います。

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