2017年3月議会一般質問ご案内~2月28日(火)午前です~

<一般質問のご案内>

2月22日から第1回市議会定例会が始まります。

一般質問を以下の内容で行いますので、ぜひ傍聴にお越しください。

◆2月28日(火)2番目 早くて午前10時40分くらいから、10~20分遅くなることもあります。

◆市役所8階 議場入り口で受け付けすればどなたでも傍聴できます。

(出入りも自由です)

◆市議会ホームページで、インターネットのライブ中継をします。

 

ご意見・ご要望などお聞かせください。

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1.保育園待機児ゼロをめざす施策について

 

今年4月の認可保育園入所の1次利用調整の状況が明らかになり、申込者へ結果の郵送が進んでいる。2月5日に開催された、市民団体の保育園申込者・利用者交流会に参加したが、多くの方が、「たくさん申し込んでも全部落ちた!」「引越しするしかないのか。」など悲鳴が上がっていた。認可保育園増設は引き続き市の緊急の課題である。

以下質問する。

(1)保育園の待機児ゼロをめざす取り組みについて

①現時点での、今年4月段階の保育園待機児数の見通し、各年齢別の待機児数、及びそれに対する評価を伺う。

②ましゅまろ保育園撤退による緊急対応としてのグループ保育室2ヶ所の設置が12月議会で補正予算を可決し進められている。1か所は2月の文教委員会で吉祥寺北町であることが示されたが、あと1ヶ所はいつ開設できるのか、見通しを伺う。また、こうした緊急対応の位置づけについても見解を伺う。

③中期的に、市内でどのエリアにいくつ認可保育園を増設するという計画は立てる必要があるのではないか。

④公立小中学校の余裕教室や敷地を保育園に利用してはとの意見も市民から聞かれる。私は、まずは、土地開発公社も含めた市の所有地の活用を優先すべきと考える。その際、旧中央図書館跡地や旧桜堤小学校の敷地の一部も除外すべきではないと考える。市長・教育長の見解を伺う。

⑤公立小中学校の保育園等との複合施設化についての市長・教育長の見解を伺う。

⑥2018年4月での待機児ゼロの目標は変更しないと考えてよいか。

(2)保育園増設に市民の理解を深める施策について

①昨年9月議会・12月議会と民間保育園開設に当たっての近隣説明会開催のルール化を提案し、12月議会で市長は「検討したい」と答弁し、文教委員会でも担当部長から前向きな答弁があった。ルール化は、どのように議論し、いつ公表し、いつから実施するのか伺う。

②保育園問題が以前より多くの市民の関心を集めているが、制度や認可保育園の建設手続きなどは十分知られていないと感じる。そこで、保育園の必要性を若い世代だけでなく、すべての世代に理解していただくため、様々な立場の市民が意見交換できるシンポジウムなどの開催を提案したい。まずは、吉祥寺エリアでの実施を行い、その後、他の地域でも順次実施を検討していただきたいがいかがか。

(3)児童館の役割と桜堤児童館のあり方について

 

①桜堤児童館の2階の小規模保育「まあ~る」に関し、2018年3月末で終了し、全館を児童館として利用できるよう、児童館や保育室利用者等への周知を始めていると伺った。周知の内容を伺う。

保育園利用者への代替施設の案内はどのように考えているか。

②他の自治体で、ひとり親家庭の中学生の放課後の居場所として児童館が大きな役割を果たしたことを聞いた。あらためて、学校でも家庭でもない居場所、大人と適度な距離を保ち継続して見守りや支援ができる児童館の存在が貴重であると感じた。

児童館機能の全市的拡充に関して、市長の見解を伺う。

2.ひとり親家庭への支援について

子どもの貧困が大きな社会問題となっているが、その背景に世帯の貧困があり、ひとり親家庭の貧困率は、OECD諸国の中で最も高いことが調査からも明らかになっている。先日武蔵野市男女共同参画推進センター主催の、「ひとり親支援から見えてくること」をテーマとする講演会に参加し、ひとり親家庭の実情と支援のあり方についてお話を伺った。

貧困の連鎖を無くし、誰もが生きやすい社会をつくるための自治体における支援について、以下質問する。

(1)市内でのひとり親家庭の過去5年間の世帯数の推移・そのうち母子世帯・父子世帯の内訳、および生活保護受給者の割合は、どのような状況か。

(2)子ども家庭支援センター(sos支援センター)での過去5年間のひとり親家庭からの相談件数の推移と主な内容はどのような状況か。また、困難事例の内容と対応方針について報告していただきたい。ひとり親家庭住宅費助成に関しても、過去5年間の人数の推移をうかがう。

(3)ひとり親家庭の定義について、「ひとり親家庭サービスのしおり」では、「DVによる保護命令が出されている方」は対象となっているが、離婚調停中や経済的DVを受けていてプレシングル状態の家庭については記述が無い。こうした状態の方への支援について書き込み、支援へとつないでいただきたいがいかがか。

(4)支援策の拡充に関し、以下を求める。

①ホームヘルプサービスの申し込みの期間縮小

②病児病後児保育の負担軽減(現在1日だと5000円)

③保育園以外の送迎に利用できるファミリーサポートセンター事業の導入

④児童扶養手当現況届けの際の総合相談事業の実施

(5)両親が離婚・別居している場合の子どもと別居している親との面会交流のあり方について、市長の見解を伺う。

3.学齢期後の障害者の通所後デイサービスの充実について

9月議会の一般質問で、「青年期の障害者の作業所後の居場所つくり」について質問した。市長は答弁で「放課後等デイサービスなどが充実してきたことによって、最近では通所後のニーズが高まっている」「今後この分野のサービスは課題の一つ」との認識を示した。

さる1月31日に開催された、障害者の親の会連合会と厚生委員との懇談会でも、「通所後デイサービス」の充実を求める声が多く出され、あらためて、緊急に必要とされている課題と感じた。以下質問する。

 

①通所後デイサービスのニーズはどれくらいあると認識しているか。9月議会の答弁では、「平成25年度の実態調査では、充実すべき項目の中で、日中の居場所の確保」という項目を設け、知的障害のある方では23・1%の回答だったことが報告されたが、その後、調査は行っているか。充実するという方針は確定しているか。

②日中一時支援の枠組みで通所後のデイサービスが実施できるとうかがっているが、現状の日中一時支援事業の内容(対象年齢・人数・事業内容)はどのような状況か。

③武蔵野市障害者計画・第4期障害福祉計画では、サービス種類の目標値に、日中一時支援事業は、平成29年度633人となっているが、この目標は達成できる見込みか。

④通所後デイサービスを充実する上で課題となっている事はどのようなことか。場所の選定・事業者選定・人材確保・経営計画など、具体的に示していただきたい。

また、目標年度を明らかにして整備方針を示していただきたいがどうか。