9月議会の一般質問は、5日(月)の2番目です。原発事故避難者住宅支援、保育の質の確保と待機児ゼロをめざす取り組み、障害者の入所施設などがテーマです

< 9月議会一般質問のご案内 >

夏休みも終わりですね。皆さまお元気でお過ごしでしょうか。

9月議会が5日から始まります。

以下のような内容で一般質問を行いますので、ぜひ傍聴にお越しください。

◆9月5日(月)2番目、午前11時ごろからと予想されます。 午前10時45分までに来ていただければ間に合うと思います。

◆市役所8階の市議会議場入り口で受付すれば、どなたでも傍聴できます。市外の方もだいじょうぶです。出入りも自由です。

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1.原発事故避難者の住まいの安定について

福島原発事故から5年半が過ぎた。政府は原発の再稼動をすすめ、また、「復興」の名の下に、帰還困難区域を除き、避難指示の解除を進めている。自主避難の住民の住宅支援は来年3月末で打ち切られる。福島県・東京都は、避難先にとどまる意向の避難者に支援策を発表したが、要件により該当しない方も多数いて、今後こうした避難者は、生活の困窮が深まり、孤立することが懸念されている。

①現在政府や福島県が進めている、原発事故避難者の帰還促進政策について、市長の見解を伺う。

②武蔵野市にお住まいの原発事故避難者の人数・世帯数とそのうち自主避難者の人数・世帯数はどのようになっているか。また、避難者の住宅に関する要望と現在の福島県や東京都の支援策について、該当しない世帯について把握しているか。

③武蔵野市として、市内に住む原発事故避難者の住まいの安定のため、政府や東京都に対し要望をするべきと思うが見解を伺う

④福島県や東京都の支援策に該当せず、武蔵野市で住み続けたい避難者に対し、市独自の住宅支援を検討していただきたいが、どうか。

 

2.保育園待機児ゼロと保育の質の確保に関する政策について

働く母親が増える中で、都市部における保育園の不足が大きな社会問題となっている。武蔵野市でも、認可保育園の増設と保育の質の確保が緊急の課題となっている。以下、武蔵野市の保育行政をめぐる課題について質問する。

(1)待機児ゼロをめざす取り組みについて

①待機児ゼロをめざす取り組みに関し、来年4月時点ではどの程度充足すると考えているか。とりわけ課題となっている吉祥寺エリアでの保育園増設は、来年4月の需要を満たすと考えているか。

②新規認可園の開設にあたり、子ども子育て支援新制度実施以降の、審査件数・都への申請までの期間(#・審査の内容)

について伺う。#については陳情と内容が重なるため質問からはずしました。

③新しい園の建設で周辺住民の方の理解を得る努力はどのように行っているかを前回の一般質問でもうかがったが、現状では課題があると考える。

民間保育園開設にあたっての近隣説明・説明会開催のルールの策定を行うべきと考えるがどうか。

開園後のサポートは、どのような実情か。近隣との交流にあたってもきめ細かいサポートが必要と考えるが、ルール化すべきではないか。

(2)保育の質をめぐる問題について

 

①小規模認可保育園・認証保育所も含め、武蔵野市の保育園の保育の質の確保について現状の評価と課題を伺う。

②保育園によってはこれまでの公立保育園のような広さの園庭を確保できない例もある。保育園の近くの公園を子どもが遊びやすい草地等の区域を設ける・拡充するなどで、屋外での安全な遊び場の選択肢を増やすことを検討していただきたいが、どうか。

(3)来年度の入所に関わる課題について

①幼稚園での預かり保育の現状と課題について伺う。

②入所指数変更は来年度考えているか。いわゆる兄弟ポイントをなくしたことによって兄弟別園が大きな課題となっているが、解消については、どのような考えか。

(4)保育園行政にかかわる職員体制について

①過去5年間の子ども育成課の職員数の推移を伺う。

②業務量の増大にたいして職員数が少ないのではないか、増員すべきと考えるが市長の見解を求める。

3.後期高齢者医療制度の窓口負担について

後期高齢者医療制度を利用している方から、医療機関での窓口負担が1割から3割への変更があり、急な負担増は問題があるとのご指摘をいただいた。以下質問する。

①後期高齢者医療制度の保険料改定の狙いと武蔵野市における対象人数を伺う。また窓口負担に関し1割負担から3割負担への変更があった人数とその影響について伺う。

②東京都後期高齢者医療広域連合での保険料負担への議論の内容と市の対応はどのようなものか伺う。

③窓口負担については、1割負担と3割負担の2種類しかないことは、応能負担からみても改善の必要があるのではないか。多段階を設定すべきと考える。また、3割負担の所得区分は、現役並み所得とされているが、同じ所得でも医療介護等にかかる割合は若いときと異なり高齢者になれば多くなる。したがって、この基準についても再検討の必要があると考える。市長の見解を伺う。

4.障害者の入所施設と青年期の居場所づくりについて

(1)人権を尊重した入所施設の建設について

障害者計画で、市内での入所施設の建設が明記され、昨年12月議会の一般質問では、決まったら3年程度で建設すると市長が答弁した。多くの障害者とそのご家族が期待を持って推移を見守っている。以下質問する。

①今年7月に相模原市の障害者入所施設でおきた殺傷事件について、市長は原因や影響をどのように考えているか。(#また、この事件が起きてから、武蔵野市の障害者施策に関して、再検討した内容はあるか。)

②市内における障害者入所施設建設について、場所・経営主体・規模・医療との連携・施設内容に関する検討はどのようにすすんでいるか、進捗状況をうかがう。

③入所施設での(#虐待や人権侵害を起こさないための取り組みについて、どのように考えているか。)職員の労働条件について、市はどのように指導しているか。#は、陳情の内容と重なるため質問からはずしました。

④入所施設を拠点として、サテライト型のグループホームを設置してほしいとの要望があるが、どのように考えているか。

⑤施設内または近接地に障害者向けの医療施設を望む声を伺った。歯科をはじめ、障害者の医療には障害特性への深い理解に基づく診察や治療技術が必要であるため、すべての医院で対応はできない状態である。住まいの場である入所施設または近隣での医療施設が必要と考える。さし当たって訪問診療でのスタートも考えられるが、将来的に高齢者・障害者のための訪問診療の拠点とすることも考えられる。医療面での連携について伺う。

⑥入所施設に関する障害者・そのご家族に対する説明会については、いつどのように開催する考えか。

(2)青年期の居場所づくりについて

中学生・高校生の放課後児童デイサービス事業が、開設準備金の補助など武蔵野市のサポートで急速にすすんだことを高く評価している。今後の課題に身体障害者むけの施設設置と、高校卒業後の青年期の作業所後の夕方の居場所づくりなどが、あると考え、以下質問する。

 

①高校を卒業した青年期の障害者を対象とした、平日夕方の居場所の必要性についてどのように考えているか。ニーズ調査を行ったことはあるか。

②いわゆる習い事でなく、ゆったりとした自由度の高いプログラムでの日中一時支援事業の拡充を、市内で行っていただきたいと要望するが、実現に向けての課題をうかがう。