「保育園落ちた!」の悲鳴をなくそう。今年4月の保育園入所「保留」は563名に!来年4月開所の認可保育園整備を確実に!~3月議会一般質問ご報告・第1回~
2月28日の一般質問ご報告です。
まず、保育園待機児ゼロをめざす施策についての質疑を報告します。
今年4月の認可保育園入所の1次利用調整の状況が明らかになり、申込者へ結果の郵送が2月に行われました。私は2月5日に開催された市民団体の保育園申込者・利用者の交流会に参加したが、多くの方から「たくさん申し込んでも全部落ちた!」「引越しするしかないのか。」「会社内に保育園はあるが、中央線では通えない」「育休とると別会社に飛ばされるかも」など悲鳴が上がっていました。兄弟別園の大変さや3歳でもう一度保育園入所活動を強いられる3歳の壁の問題も強い訴えがありました。
全国的に見ても、待機児数は2016年4月で約43000人で前年より増えています。安倍首相も2017年3月末で待機児童をゼロにする目標を事実上断念しました。未就学児の母親の就業率は非正規雇用の増大などきびしい経済情勢も反映して高まっています。規制緩和による保育の質の低下もあり、認可保育園増設は引き続き市の緊急の課題であると思います。市長の施政方針でも来年度認可保育園5園・認証保育所3園の整備が明らかになりました。
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◆山本:現時点での、今年4月段階の保育園待機児数の見通し、各年齢別の待機児数、及びそれに対する評価を伺う。
→市長:1次利用調整対象者は1186名で、1月末内定通知623名、保留通知563名に発送した。保留は昨年までは不承諾という名称だった。昨年は510名だったので53名今年は多い。
(内訳)0歳児:132名
1歳児:187名
2歳児:143名
3歳児: 86名
4歳児: 12名
5歳児: 3名
この中には、認可外施設の今後の利用者や転出入者なども含まれるため、現時点での待機児の見込みや評価をすることは難しい。
◆山本:2018年4月での待機児ゼロの目標は変更しないと考えてよいか、市長の見解を伺う。
→市長:予定する認可保育園や認証保育所の整備を行う中で目標達成をめざしていきたい。
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保留通知を受け取った563名の方のお気持ちを考えると、本当に申し訳なく思います。何としても認可保育園増設に努めなければなりません。
その後3月7日の文教委員会で、来年度整備予定の5か所の認可保育園の場所は
南町 :1件(市有地・現在住民と話し合い中)
東町 :1件(持ち込み物件)
本町 :2件
境南町:1件
であることが市長から発表されました。
計画が予定通り来年4月開設にまにあうよう、また、保育の質の確保されたものとなるよう引き続き見守り、提案を続けていきたいと思います。