武蔵野市住民投票条例は、残念ですが賛成11対反対14で否決されました

12月21日に武蔵野市議会本会議で住民投票条例案の審議があり、11対14で否決されました。
<採決結果>
◆賛成:11人(3会派と2人)
立憲民主党(ネット含む):5人
共産党  :2人
自治と共生:2人
会派に属さない議員:2人(桜井議員と私)
◆反対:14人(3会派と2人)
自由民主市民クラブ:7人
(議長は採決に加わっていません)
公明党:3人
ワクワクはたらく:2人
会派に属さない議員:2人(下田議員と品川議員)
大変多くの市民やメディアが、傍聴席のイスに座れないくらいたくさん駆けつけておられ、心強く感じていました。私は、委員長報告に質問し、また賛成討論をしました。可決成立とならず本当に残念です。
<今考えていること>
総務委員会で、公明党議員がはっきり反対したときに、これは楽観できない事態だと思いました。
12月20日まで市民への宣伝はしましたが、反対する方からの意見は20日夜まで多かったです。
知っている方からの疑問の声にはなるべく答えました。参政権と住民投票の違いや「別の国籍の人が乗っ取る」という意見は一定の関係があれば話してましたが、「外国人に3か月は短い」という感情の面もあり、歩み寄りが難しいと感じることもありました。
全体的に見て、賛成の立場の運動総体の広がりや大きさが、草の根の市民への働きかけでどうだったのか、よくよく考えていきたいと思います。
<条例案これから>
私は、外国籍住民と日本人が同じ意見表明ができる武蔵野市がよいと思っています。住んでいる年数や国籍が制限にならず、同じ条件である武蔵野市は、開かれているし住みやすい。
同じ内容の条例を同じ構成の議員に提案はできないでしょうから、検討し変更した条例案がいつ出るのか・市民への周知をどのようにするのかなど関心を持って見守ります。私は、これからもネットやチラシでの意見表明や宣伝、議会での発言も続けていく予定です。
反対した議員は、条例案のどの部分をどのように変更修正するのか、明らかにしていただきたいと思います。
<全国への影響>
リベラルが強いと言われ、今年になって、都議選・市長選・衆議院選挙と応援した候補が当選を重ねてきました。しかし、衆議院選挙では、武蔵野市でも、私とは考えが異なる日本維新の会が衆議院選挙で票を伸ばしています。
今回の否決という結果も、住民投票に外国籍住人の投票資格を付与することはどうなのかについて、全国への影響が少なからずあると思います。
今回の結果を、武蔵野市が多様性を活かす、開かれた自由な社会をつくる上で、多くの方が考える機会とできるよう、よく考えていきたいと思います。
連日にわたる宣伝やチラシポスティング・署名集め・議会傍聴のご参加などほんとうにお疲れさまでした。また、関心を持ち意思表示をしていただいた皆さまに感謝申し上げます。