民間保育園建設の近隣説明のルール化の方針を市長が表明!3月7日の朝日新聞朝刊でも報道されました ~3月議会一般質問ご報告第2回~

2月28日の一般質問に関して、<保育園建設のルール化など市民の理解を深める施策>の質疑を報告します。

(なお保育園建設のルール化については、3月7日の朝日新聞朝刊でどうする保育という記事の中でも取り上げられていました。私の一般質問にも取材に来ていただきましたが、都内各自治体の調査を踏まえた良い記事でした。)

*********************************

◆山本:私は、ましゅまろ保育園建設をめぐる周辺住民の方と事業者や市とのやり取りを振り返り、昨年9月議会・12月議会と民間保育園開設に当たっての近隣説明会開催のルール化を提案した。12月議会で市長は「今後説明会のわかりやすいルール化については検討したい」と答弁があった。ルール化は、どのように議論し、いつから実施するのか伺う。

→市長:保育園開設を予定している事業所に対しては、市への事業提案を行う前に、事前に近隣の理解を求めるよう指導していて、事業者が責任を持って説明を行うのが原則と考えている。

近隣説明や説明会開催の方法を一律にするのは難しい。現時点では、まちづくり条例の説明範囲を準用し、最低でも予定地の20メートル以内には説明に行くことを原則としている。

説明会を行う際の基本的な内容については、保育施設の概要・保育の一日の流れ・子どもの活動や駐輪対策など、周辺の方々がどのような情報を知りたいのか、不安に思っていることなど、担当課で整理をしている。他区市の対応状況も踏まえて、来年度の施設整備を実施する時期までにまとめ、運用していきたい。

◆山本:保育園建設は以前より多くの市民の関心を集めているがが、制度や認可保育園の建設手続きなどは十分知られていないと感じている。そこで、保育園の必要性を子育て世代だけでなく、すべての世代に理解していただくため、様々な立場の市民が意見交換できるシンポジウムなどの開催を提案したい。まずは、吉祥寺エリアでの実施を行い、その後、他の地域でも順次実施を検討していただきたいがいかがか。

→市長:ご指摘の通り、保育園は市民生活に不可欠な基幹的な施設であり、子育て世代の暮らしやすさのバロメーターであると認識し、施政方針でも述べさせていただいた。

そのため、子育て世代だけでなく、幅広い世代に理解をいただくことが不可欠と考えている。手法としては、広報媒体の活用・施設見学会など、さまざまなことが考えられる。一つの手法としてシンポジウムの提言をいただいたが、そのような提案も含め、その他の方策も含めて、効果的な伝達手段について研究していきたい。

*********************************

私が半年前から提案していた保育園建設に関するルール化について、以上のように内容や実施時期に関する市長の答弁がありました。

とてもよかったと思っています。

3月7日の朝日新聞朝刊では担当者の「・・事業者にも住民にも解決すべき課題がクリアになり、ステップを踏みやすくなる」とのコメントも掲載されていました。

認可保育園整備に向けた大きな力になることを期待しています。