<詳報>9月12日文教委員会で、ましゅまろ保育園建設承認取り消し等を求める陳情は継続に。20日で否決の結論を!

(前回投稿と一部重なっていますが、ご容赦ください)

9月12日開催された文教委員会は、深夜11時まで審議が続きましたが、吉祥寺東町の「ましゅまろ保育園」の承認取り消し等を求める陳情は、会期中(9月30日まで)の継続審査となり、結論が持ち越されました。

私は、2件の陳情に反対であり、審議のあとの取り扱い協議で採決を主張しました。このときは、浜田議員も採決の立場でした。会派での協議のため休憩となりました。

その後、内山議員(会派に属さない議員)が「事業者の話を聞く機会を持つため継続、会期中に委員会を開く」ことを主張し、私は「陳情に早期に結論を出し、来春の保育園開設に見通しをつけるべき。保育の質を確保する制度・市の対応など、委員会として今後見守り意見も言っていこう」と採決を主張しましたが、あとの3議員が継続の立場であったので、継続が決まりました。

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行政への主な質疑は以下のとおりです。

質問に先立って、私は、6月議会で「吉祥寺エリアに新規認可保育園の早期開設を求めることに関する陳情」が、4276名の賛同署名を得て、全会一致で採択されたことを議会はしっかり受け止めるべきだと述べました。

◆この案件が白紙に戻った場合・今の業者が撤退した場合の影響

・市はどのような対応が取れるのか?来春までに市の責任で別の保育園開設を行えるのか?

→認可保育園開設には時間がかかるので難しい。

・損害賠償が求められる可能性は?

→可能性はある。

 

◆議会の権限

いったん都が承認した保育園建設を議会の陳情採択で取り消す事が法的にできるのか?

→できない。

◆交通安全問題

・宮本小路の交通量は減っている。担当課によれば、さまざまな対応の効果もあり、1日(午前7時から午後7時)の交通量は、平成14年2月の3600台に比べ、平成27年2月は2200台と減少している事がわかった。交通安全問題への市の認識は?

→市長:今朝、宮本小路にたって状況を確認した。思っていたより交通量は少なく、危険性はそれほど感じなかった。

◆このほか、保育の質の確保に関する市のサポートなどいくつも質問しましたが、メモが不完全なので、この程度にとどめます。

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速やかに結論を出し、工事開始を!

9月着工であった工事の開始が遅れています。

着工の見通しが不透明なら業者の撤退もありえます。

その場合、来春の保育園入所を望む方の退職・キャリア中断・収入の減少などのリスクに誰が責任を取れるのでしょうか。

近隣への説明のあり方には大きな問題があったし、経験のない業者に保育の質の確保のためどうサポートするかという課題を今後見守り提案していきつつ、まずは20日に陳情への結論を出すことが、最も大切です。

20日(火)午後文教委員会開催です。議事進行の状況は議会事務局0422-60-1883へお問い合わせください。