吉祥寺東町・ましゅまろ保育園の都の承認取り消し・立地の見直し等を求める陳情が9月議会に出されました
今日の議会運営委員会で、9月議会で審査される陳情の付託先について審議され、東町1丁目に建設予定のましゅまろ保育園に関し、2件の陳情が12日の文教委員会に付託されました。
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1件目は、「東町保育園建設を考える会」代表が出された、
<東町1丁目交通課題のある「宮本小路」に面する有限会社ベンダーズによる「隣接住民合意なき」認可保育所設置の「都への計画承認申請」見直しに関する陳情>です。
概要は以下のとおりです。(議会運営委員会資料による)
1.東京都の「保育所設置認可等事務取扱要綱」の規定による「虚偽の申請」として、武蔵野市は「計画承認の取り下げ」を行うよう要望いたします。
2.速やかに、「計画承認の取り下げ」を行った上で新たに、公平・公正・公開による事業者選定を行うことを要望します。
3.本事業所の起案から事前協議の経過を示す行政資料、及び東京都への計画承認申請書類などを行政から開示させた上で、納税者が納得できる規範性・規律性のある事業者への見直しと、施設利用者はもとより通行する市民・区民の安全を担保する適
正な事業立地の見直しに向けての審議を重ねて要望します。
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2件目は、ご近所の方が出された(賛同者は他2名)
<宮本小路に面する保育園設置見直しに関する陳情>です。
概要は以下の通りです。(議会運営委員会資料による)
1.このたびの子ども施設建設に当たり、設置者や利用者の努力義務だけでは、「宮本小路」を市内外から利用する人々、特に自転車利用の方々の安全を担保することはできません。朝夕の時間制限等の交通規制措置の確約ができないのであれば、他の安全な立地での子ども施設建設を、地域は強く要望します。
2.議会におかれましては、本事業の立地決定経過などを十分に調査され、ご確認の上、施設利用者はもとより、通行する市民・
隣接区民の安全が図れるよう、本事業の立地見直しに向け、慎重な審議を重ねられますよう強く要望します。
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保育園の隣接地またご近所に住む方には、保育園が急に建設されることになり、建設されれば長期にわたる事業でもあり、さまざまなご不安やご心配があること思います。
交通安全対策、送迎時の安全対策や、子どもの声などへの対応などをしっかりすすめ、保育の質も確保した保育園になることを私は願っています。そのために行政が可能な限りのサポートをすることこそ最も大切と思います。
しかし、この陳情内容を文書で拝見した限りでは、多くの疑問があります。
陳情の通り別の場所での別の事業者による保育園設置となれば、すでにこれまでブログでも書いたように
①来年4月入所を待ち望んでいる保育園希望者の要望に答えられず、働く女性のキャリア中断や世帯の収入減少などをもたらす。
②すでに土地の賃貸借契約をむすび、保育士の雇用契約も発生しているなかでの事業取り消しは、事業者への損失補てんの可能性がある。
③こうした経過は武蔵野市の保育園事業の信頼性をそこね、新たな業者の参入が困難になる恐れがある。
ことが大きなリスクだからです。
ここを白紙に戻し新しい場所を選定し、周辺住民の理解を求める説明を行い、事業者を確定し、保育園を設計し、保育士を雇い入れる~~これは短期でできる事ではありません。
すでに多くの来年4月入所を求める方から、今の計画地での開園を切望する声を何件も伺っています。
ぜひ、同じ地域に住む住民のあいだで、話し合いを進めて、お互いに支え合う社会にしてゆければと思います。
12日の文教委員会で十分審議したいと思います。その前の5日の一般質問でも、保育の質と待機児ゼロへに取り組みについて、多方面から現状と課題を市長に伺います。
皆さまもぜひご注目ください。