吉祥寺東町ましゅまろ保育園 建設説明会 ご報告
~市は事業者にもっとサポートを!地域の方への充分な情報提供を!~
子どもたちのよりよい保育環境のために
7月13日、吉祥寺東コミュニティセンターで「ましゅまろ保育園」の近隣説明会が開かれました。主催は、運営主体のベンダーズですが、市役所の担当課長など職員も数名説明役でした。説明会にはご近所の方約30名が参加。
◆地域の皆さんは、保育園建設に反対ではないとのことでしたが、厳しい意見が相次いで出されました。以下、その一部です。
・送迎の車が路上駐車するのでは。
(車での送迎は禁止すると施設側は説明)
・住宅地に保育園を建設すること自体問題だ。
・0歳から5歳までの81名は多い。せめて半分にならないか。
・事前に行政からの説明がなかった。
(これについては、課長が行政と地域住民との懇談会をすることを約束)
・待機児の数を市のホームページで見たら、4・5歳はゼロではないか。なぜ、4・5歳児の枠が必要なのか。
(職員が、2歳までの保育園を増やした事や、3歳時以降の弾力化について説明。私も終わってからその方に説明)
私が驚いたのは、前副市長A氏が参加しておられ、何度も厳しい批判的質問をされたことでした。もちろん、退職されてるのだから市民としての意見表明ですが、
・事業者の保育のガイドラインへの評価
・保育園運営の多くに市の税金を使っていること
など指摘し、最後に事業者を「事業運営能力にクエスチョンマークがつく。信頼が置ける事業者ではない」と断定されました。
◆終わりのほうでは地域の方から
・このまま進めてもらってはこまる。
・9月工事着工を前提とせず、行政は住民と話し合って欲しい。
・1人でも反対があればやらないでほしい。
などの意見が出て、担当課長は行政と住民の懇談会開催を約束しました。
◆私は、待機児対策の必要性や現状が地域の皆さまに充分知られていない事に驚き、情報共有の必要性を痛感しました。この点は市議会議員のひとりとして力不足を反省しています。
前副市長の態度には、違和感を感じました。今回の説明会についても運営・説明資料などいくつも課題はありましたが、少しでもよくするための提案でなく、反対を煽るような発言は残念としかいいようがありません。
◆説明会のあとで、事業者の方ともお話しました。それによれば、以前から吉祥寺で保育園事業を希望しておられ、何年も土地探しなどをされていたそうです。
また、保育の質がどうなるのかが、保護者の方の最大の関心事だと思いますが、保育の質の確保や保育士の待遇については真剣に取り組んでいることが伺えました。保育の質の確保については、どうしても公設の園よりも困難があると思いますので、行政からのサポートも欠かせないと考えます。
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今最も大切なことは、子どもたちのよりよい保育、就労を希望されている方の生活を考え、質の良い保育園を建設するために、行政・事業者・保護者・地域住民が、対話を重ねることではないでしょうか。
その意味では、行政には、説明会運営への助言など、もっともっと業者へのサポートと住民への情報公開に力を入れていただきたいと思います。担当課とも協議して、より良い形で開園できるよう私も努力していきます。皆さまの声をお寄せください。