原発事故避難者への家賃2倍請求に関する裁判が始まりました

 7月25日、国家公務員宿舎に避難した原発事故被災者11名が、家賃の2倍を請求されていることに対して、福島県に精神的賠償と居住権を求めて提訴した裁判の第1回公判がありました。場所は、東京地裁です。
 私は裁判は間に合わなかったので、報告集会のスタッフを務めました。今日の裁判は、80名もの傍聴者が参加されたそうです。多くの方が傍聴に駆け付けたことは、裁判の進行に影響があると思います。
 国家公務員宿舎に避難したが、住宅支援とその経過措置が終わったあと住まいを見つけられなかった方に、2019年の4月以降、家賃の2倍を請求されているわけですが、今日の裁判の中で、原告が通常の家賃は福島県が受け取りを拒否していることを訴えていました。
 放射能の危険性をどう見るかは大切なことで、人体や環境に影響を及ぼします。感じ方は、それぞれですが、私は、危険があることをやはり伝えていきたいです。
 原発事故が起き避難をしたことに、被災者の責任はありません。住まいの権利を守っていくため、私もこの裁判に関心を寄せて支援していきたいと思います。
◆次回裁判:10月31日 14:00~