2022年の3・11にあたって
2011年3・11の日が新本大震災と直後の福島第一原発事故から11年目の3・11に思うことを、SNSやメーリングリストに書きました。遅くなりましたが、ブログにも投稿します。
私は、3月11日は、国会で開催された原発事故避難者による2倍請求家賃に抗議する裁判の提訴報告集会に参加し、受付を担当しました。夜は、三鷹駅南口ペデストリアンデッキでのキャンドルナイトに行き、亡くなった方をしのび、取り組みの報告もマイクでしました。
【原発事故避難者の住まいの権利】
11年前の3月11日、東日本大震災に続き、福島第一原発の事故がおきました。震災で事故で亡くなられた方に、心から追悼を申し上げます。
福島県からは、多くの方が避難者としてふるさとを離れました。国家公務員宿舎に避難した方で、ほかに住まいを見つけられない方も多かったのですが、そのうち11名が、2019年度から家賃の2倍請求をされていることに、福島県に対して1100万円の損害賠償を求め、裁判に訴えました。
自主避難者ともよばれている区域外避難者への応急仮設住宅提供は、2017年3月末で打ち切られ、その後国家公務員宿舎の2年間のセーフティーネット契約が終わって以降は、福島県は家賃の2倍にあたる額を支払えと督促を続けてきたのです。避難元の福島県には帰れない・公営住宅も応募者全員は入れない(枠がある)・民間の住宅に移りたくても家賃が高い、などの理由で、同じ宿舎にとどまらざるを得ない方に、2倍請求家賃はあまりにも現実に合わない方法だと思います。
私は、報告集会で受付を担当しました。
【キャンドルナイト】
夜は「誓いのキャンドルナイト」に行きました。
場所は、三鷹駅南口のペデストリアンデッキ。
ろうそくを入れたカップを3・11の形に並べ、うたったり、スピーチしました。例年以上に参加者が多かったと思います。
私も、武蔵野市に逃れた避難者の実情や、国会公務員宿舎の避難者による裁判のことを話しました。
【武蔵野市の原発事故避難者】
今年2月3日現在で、28世帯61人。
内訳は以下の通りです。
緑町都営住宅:12世帯・26人
民間集合住宅:16世帯・35人
親戚・友人宅:なし
(民間賃貸住宅は賃貸か本人所有かは不明です)
*避難者自らが手続きしないと避難者登録に必要があり
申し出をやめたり、登録をしない場合もあると思います。
上記の数は、2021年8月と全く同じで変更はありません。
2017年1月は、54世帯116人であることを考えると、人数が減っています。