保育園入所指数・東部地域・保育の質・・・・・待機児ゼロをめざす取り組みについて ~9月議会一般質問報告第3回目~
来年4月入所の保育園の申し込みが、11月16日までで終わりました。
来年度開設の新たな保育施設もいくつかありますが、待機児ゼロが実現できるかどうか、依然として心配です。
9月議会一般質問での、保育園待機児ゼロ・保育内容の充実についての質疑を報告します。
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武蔵野市は、近年子どもの数が増え、市が、保育園の待機児解消を大きな政策課題に掲げ努力していること、また、認可保育園と認証保育所の保育料の格差是正に向けて、今年度から新しい助成制度と開始したことなどを、大きな前進と評価している。
その上で、現在の課題について、質問する。
◆山本:入所指数の変更に伴う問題についてお尋ねする。今年度、いわゆる兄弟ポイントを無くしたことへの戸惑いの声がたくさんあったことを、これまでの一般質問でも指摘してきた。兄弟別々の保育園となった家庭の実情の把握は行ったのか。
来年度の入所指数変更に関する利用者への広報は、早めに行っていただきたいが、いかがか。
→市長:別々の保育園となった家庭の実情把握は行っていない。それぞれの事情は、電話や窓口、市長への手紙や荻申し立て等で把握している。入所指数の変更で戸惑いがあったことは承知している。
保育園のしおりは、昨年より1ヶ月早い9月11日に発行を予定している。利用調整の変更は、来年度変更となる点を記載したページを新たに追加する。
◆山本:保育園が増えていることは喜ばしいが、保育内容の質の低下を招かない対応は、どのように実施されているか。
→市長:市における保育内容の水準を定めた保育のガイドラインを遵守することにより、保育内容の低下を招かないようにしている。新規開設した園においては、市と協定を結び、保育のガイドラインの実現に協力を求めている。また、保育総合アドバイザーが、市内18園を巡回し、保護者対応の実践訓練、チーム力の向上をはかっている。
◆山本:現状では、保育園は市の東部地域で、比較的充足していないように思うが、保育園の地域的な配置をどのように考えているか。
→市長:東部地域の保育施設の入所枠が、全体的に足りていないことは承知しているが、保育施設の建設候補地などが、なかなか得られない地区で、家賃も高額なので、西部地区に比べて整備が足りていない現状があると認識している。
地域的な整備の差も見え始めているので、足りない地区の対策を加速させる必要も感じている。
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兄弟別々の園に預けている家庭の調査を行っていないことは、大変残念です。今後もっと注意を払っていただくよう求めます。
来年4月は、新しい認可園も開設します。武蔵野市の保育のガイドラインを守っていただけるよう、きめ細かいサポートが必要です。
東部地区の保育施設の不足については、市長と認識が共有できよかったと思います。そのうえで、保育園の地域的な配置をバランスをとって進めていただくことを期待しています。