衆議院選挙を終えて~東京18区では立憲民主党・菅直人さんが当選~
10月22日投票の衆議院選挙が終わりすべての開票結果がでました。
自公の与党で300議席を超え、希望の党は失速、立憲民主党が55議席で野党第1党になりましたが、共産党は大きく議席を減らすという結果になりました。
私は、地元の東京18区で立候補した菅直人さんを応援し、菅さんは小選挙区での当選を果たしました。
結果は以下の通りです。(敬称略)
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菅 直人 96713票 立憲民主党 当選
土屋 正忠 95667票 自民党
ときた 敦 45081票 希望の党
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わずか1000票余りの僅差での当選でした。土屋候補は比例に立候補していないので落選し、長年の土菅戦争に終止符が打たれました。私も市議会議員に当選し3期目の途中まで、土屋市長と様々に激論を交わしましたので、感慨深いものがあります。
私は、前回ブログでも書いたように、菅直人さんの選挙でこんなに応援したのは初めてです。それは、希望の党では安倍政権に対する対抗軸にはなりえないし、立憲民主党が結成され菅直人さんも加入したので、リベラル系の国会議員を増やさなければと考えたからです。菅直人さん個人には厳しい意見もありましたが、終盤になるほど、多くの方から「立憲いいね」「立憲がんばって」と街頭宣伝でも多く声かけがありました。
当選が決まって、勝因がいろいろな方から語られていますが、私としては大きく2点あると思います。
1点目は、立憲民主党が結成され安倍政権への批判の受け皿として多くの市民から支持されたこと、これまでの民進党支持者の枠を超えて、多様な市民が何か手伝いたいと参加したこと、2点目は、共産党が候補者を取り下げ立憲野党で候補者を一本化でき、市長選挙と同じく超党派の市議会議員(26人の議員の中で13名)が支持したことがあげられます。
今後の国政は、改憲論議が焦点です。私は、安倍首相が提案している改憲案には、絶対に同意できません。
立憲民主党は大きく躍進したものの、これまでの野党第1党と比べれば少数です。しかし、安保法制と安倍改憲に反対することを明確に掲げた立憲民主党が、比例区でも多くの支持を得たことは市民の世論のありかを示したと考えています。世論調査でも国民の多数が安倍改憲に同調しているわけではありません。
これからの運動は、めざすべき社会のあり方を憲法の姿とともに語ることが必要ではないでしょうか?国際協調による平和の構築、基本的人権の尊重、言論・出版の自由などなど、憲法の条文を読み返して、しっかり考えていきたいと思います。分断と排除でなく、すべての市民が恐怖と欠乏から免れる、人権が尊重される社会を考えていきたいです。
あきらめずに、市民による政治の監視と運動を進めていきましょう。