外国籍住民の置かれている過酷な状況
外国籍住民の置かれている状況について、多文化共生社会をめざすうえで、多くの方に知っていただきたいことを書きたいと思います。
◆外国籍住民の困難について
先日参加した貧困問題の根本的解決を求める国会での集会で、「追い詰められる在留資格のない外国人」についても報告がありました。
もともと日本では、難民の認定が極めて少なく、入管施設も大変劣悪な状態となっています。
日本に逃れてきた外国籍住民の中で、最も困窮しているのは仮放免された人や超過滞在となった人です。帰国は、命の危険につながることもあります。こうした方は、収入を得る手段がないか、きわめて不安定な状況にあり、医療保険もさまざまな生活保障も、したがって生活保護も受けることができません。医療の問題は、もっとも差し迫って大変で、歯の治療も行けず、ガンになっても治療できず、という方もいます。保険が無いのは、ほんとうに大変です。
ちなみに、住民登録をしていれば、国籍に関係なく、医療保険に加入できます。
武蔵野市では、貧困な方が住める比較的低廉な家賃の住宅が減っているように感じています。私も参加している「新型コロナ災害緊急アクション」の支え合い基金でも外国籍の住民への支援を継続していますので、可能な方は、アクセスしてみてください。
◆武蔵野市にいる外国籍住民の国籍
①中国
②韓国・朝鮮(カテゴリーとして一つになっている)
③アメリカ
④台湾
⑤ネパール
⑥ベトナム
(続く)・・・・という状況ですが、中国政府の姿勢や政策と中国からきた方を同一視したリ、危険視する方がおられるのは、気になっています。
以上、外国籍住民の状況の一端を書かせていただきました。