2011年3・11からまもなく5年を迎えます。

今も、あの津波の映像・原発事故の映像を大きな衝撃をもって見たことを思い出します。そして。被災地の多くの方にとって3・11は大切な方が亡くなった命日でもあることを深く心に刻まなければと思います。

昨日、日比谷野外音楽堂で<福島原発事故から5年~被害者を切り捨てるな!全国集会>が開かれました。私も事務局として活動をサポートしている原発事故避難者の会「キビタキの会」からも寒い中仲間が参加し、集会でスピーチしました。私は、市議会本会議なので、参加できませんでした。

この集会の主催は、原発事故被害者団体連絡会「ひだんれん」です。

昨年5月に結成され、21団体約25000人が参加しています。(「キビタキの会」も構成団体のひとつです)

ひだんれんの呼びかけでは

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加害者の立場にある日本政府は、原発政策を再び推進し再稼動と輸出を進めながら、2017年3月末を目途に被災地の避難指示を解除し、東京電力は賠償を打ち切り、福島県は避難者への住宅無償提供を打ち切るとしている。原子力災害にふたをして無かったものとし、被害者を見捨てる「棄民政策」である。

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と訴えています。

政府は昨年6月に、

◆居住制限区域と避難支持解除準備区域の避難指示を2017年3月末までに解除。

◆両区域の住民への月10万円の精神的損害賠償の支払いも2018年3月で一律終了。

と閣議決定しました。

また、自主避難者への住宅の無償提供も2017年3月末で打ち切ることを福島県は決定しています。その後は、わずか2年間、低所得者に対して、初年度は最高で3万円・2年目は最高で2万円の家賃補助が示されているだけです。*くわしくは、「キビタキの会」ブログをご覧ください。

帰りたくても帰れない、帰ることを選べない多くの避難者を切り捨て、福島への帰還を強制しようとしているとしか思えません。

福島は大丈夫、避難している人はいないよと国内外に政府はアピールしたいのでしょうか。

 

都会に住む私も、今こそ避難者へのサポートに力を入れたいと思います。