種苗法改定案取り下げを求める陳情は ,5月11日の市議会総務委員会で4対3で可決されました  ~私も質問し、賛成討論をしました~

陳情に反対したのは
・自由民主市民クラブ2人
・改革武蔵野・都民ファースト1人
でした。
今後、6月9日本会議の議決結果で、陳情の扱い(意見書を国会等に送るかどうか)が決まります。
まもなく国会農林水産委員会で審議が始まるといわれています。審議を止めていただければよいのですが。

私はこの陳情に賛成の立場で、下記のように質問をし、賛成討論も行いました。
質問には、担当者が答えました。

以下質問の骨子******************

◆法案の内容

①3月4日の答弁では「自家増殖禁止ではなく、許諾性である」とあるが、4月25日新聞社説で「一律禁止」と書かれている。許諾性違反の罰則もあり、事実上一律禁止ではないか。

②「つくる方の権利を保護する」との答弁は、つくる人は「育成権者」であり、地方自治体(公共)と民間企業(多国籍企業を含む)の競争が進み、多国籍企業の参入を許しているのではないか。

③この制度が海外流失防止という役割を果たせないことがあるのではないか。海外持ち出しには、いろいろな方法がある。海外で制度をつくることが必要ではないか。

◆農業のあり方の変貌とこれからの農業

①この間の議論の流れ
主要農作物種子法廃止や農業競争力強化支援法施行が進む。

②今後の農業のあり方
気候変動の激化に加え、新型コロナ災害の急速な深刻化もあり、食糧自給は今こそ必要ではないのか。
また、在来種の保護の法整備、小規模農家・兼業農家の保護も考えるべき。
新型コロナ災害の渦中にある日本に住む者は、これまでの農業のあり方を変えていく必要があるのではないか。

◆国会情勢

改定案は、まもなく農林水産委員会で審議されることになっている。私も問題と思う他の法律案も十分な審議はなく、十分な議論ができるとは思えない。改定案は取り下げるべきである。