1月3日<年越し大人食堂>にお手伝いに行きました~お弁当渡し318名・相談は72名~

◆私は、主催団体の一つである新型コロナ災害緊急アクションとして、<年越し大人食堂2021>に参加しました。共催団体は他に、つくろい東京ファンド・ビッグイシュー・POSSE・反貧困ネットワークです。場所は、四ツ谷駅そばの聖イグナチオ教会。大きな役割は、食材を調理してお弁当箱にいれて配布すること、生活・労働・医療など多方面の相談にこたえること、でした。私は相談会のサポートをしました。
◆感染対策は念入りで、受付にはマスクと消毒液があり、渡されたお弁当は室内で食べることはできず、近くの土手を案内していました。相談会の会場も窓を開けていたので、結構寒かったです。また、スタッフには、マスクだけでなくフェイスシールドも配布されました。
◆結果は、318名(一人2ヶの人もいたので食数は399)にお弁当を渡し、72名が相談に来られ、生活保護は5名でした。
◆当日は、現職国会議員や国会議員の候補も、相談活動をしたり、激励に来られていました。
◆相談に関して言えば、外国籍の方も多かった。仮放免だと仕事をしてはいけないと決まりがあり、それなのに、生活保護の対象外。大変実態に合わない状況に多くの方が憤慨。30代くらいの若い人も、仕事を切られてきた人がいました。年末年始相談は2回目という人もいて、「アパートに入れたがお金がない」という人もいました。女性や親子連れ、30代くらいの若い人もいました。生活保護のことを何度も聞いている方もいましたが、生活保護バッシングの影響などもあり、ハードルが高いことが大きな課題となっています。医療相談では血圧が上で200近い人もいたとのこと。
◆来た方にお弁当を渡すのですが、これは活動のすそ野を広げる大きな役割があると思います。料理チームの責任者は、たくさんの食材カンパが寄せられたことを話され、今の社会の分配に問題があることを力説されました。民間の力ということでは、相談チームの責任者が、住まいの支援では、民間の支援が大きな役割を果たしていることが報告されました。
◆とにかく若い人も含め、ボランティアが多く一生懸命に働いていたという印象です。それぞれの団体が、持ち合いを活かし協力し合って活動する、大切なことだと思います。何かしたい、しなければ、と思っている人がたくさんいることを実感できました。
◆税制・社会保障の制度、いろいろな面で政治の役割は大きいし、変えなければならないことがたくさんあります。今後とも、必要な活動だと思っています。