市民の力が政治を変える!  ~年頭にあたって~

2019年がスタートしました。
皆さまはどのように新年をお迎えでしょうか。

昨年は災害の多い年でした。私の両親の故郷倉敷市でも豪雨による被害があり、8月に災害復旧のお手伝いに真備町に行きました。自然の破壊力の大きさに驚くとともに、ボランティアの皆さまの熱意を肌で感じました。
国会は、森友加計問題の疑惑は究明されたといえず、12月にも水道法改正案、出入国管理法改正案が、十分な審議もなく強行採決されました。
さらに、沖縄県辺野古では、12月14日、新基地建設に向けた土砂投入が始まりました。玉城デニー知事の当選という大きな民意も適切な手続きもかえりみない政府の姿勢に抗議するとともに、民主主義や地方自治を尊重してほしいと強く願います。

武蔵野市では、2017年10月に武蔵野市初の女性市長が誕生し、大きな注目を集めました。それから13か月。松下市長は、子ども子育て応援宣言の具体化を着実に進めています。懸案だった、施設一体型小中一貫校の方針も、昨年末武蔵野市小中一貫教育あり方懇談会の「小学校単位での施設一体型小中一貫校による教育は実施するべきではない」との判断が示され、方針転換がありました。
私は、市民や議会の声にこたえるこのような姿勢を評価しています。一方で、国民健康保険税の引き上げには反対し、市でできる負担軽減策を求めました。
また、自治と人権を尊重する市政を前進させるため、市議会定例会ごとの一般質問に加え、所属の委員会や決算特別委員会でも市民から寄せられたさまざまな意見をもとに質疑を重ねてきました。地域では、原発事故避難者へのサポートや沖縄に心を寄せる取り組みを仲間とともに継続しています。

今年は、4月に統一地方選挙があり、夏は参議院選挙が予定されています。2013年の参議院選挙で山本太郎さんが当選したのも、武蔵野市長選挙での松下市長の誕生も、市民の力が大きな役割を果たしました。私も、初心を忘れず、大きな政党や組織・既存の権威によりかからず、市民のボランティアとカンパで、政治を変えていくために今年も力を尽くします。