障害児の親の会の皆さまと市議会厚生委員会との懇談会に参加しました

毎年、障害児の親の会の皆さまと市議会厚生委員会との懇談会が開催されていますが、今年度は1月31日に開催され、私も参加しました。私は、昨年度まで3年間厚生委員会に所属していましたが、今年度は文教委員会所属です。

今回の懇談会で多くの方のおっしゃっていたのは

◆障害者向けの医療体制の充実

◆学齢期のあとの作業所等への通所後のデイサービスの必要性

でした。

これまで、障害児の保護者の方からは、医療とのアクセスの困難さをたくさん伺ってきました。障害者が歯科・耳鼻科・婦人科等を受診することは、大きな困難が伴います。じっとできない、不安に耐えられないなど、歯科の治療でも全身麻酔をして治療せざるを得ない事など伺っていましたが、今日は多くの方(母親が大半)が具体的に状況を伝えていただき、医師の研修の必要性など伺い、おおいに参考になりました。

また、18歳で特別支援学校を卒業し、施設に通所する青年期以降の、夕方(通所後)のデイサービスについても必要性が多くの方から要請がありました。私も、昨年3月の予算委員会・9月の一般質問でこの件を取り上げています。

市は「日中一時支援」の枠組みでの新たな事業ができないか検討していますが、事業所や場所などの課題があります。障害者のケアに従事する方の必要性は増大していますが、待遇面などを考えると、長期にわたって仕事ができる安定した条件とはいえないので、人手不足です。この介護従事者の待遇改善が大きな課題と思っています。

長年の課題だった市内での入所施設については、市が吉祥寺北町に建設する方向を明らかにし、説明会も開催された事から、評価する声がありました。一方、40人という規模を考えれば、すべての入所希望者を満たすことは困難と予想され、今後在宅でのサービス拡充・グループホームの建設促進なども力を入れなければなりません。

当事者のご家族との懇談には多くの市議会議員が参加しました。市政へ反映させるため、私も努力してまいります。今後とも、お気づきのことをぜひお聞かせくださいますようお願いいたします。