9月30日、武蔵野市議会は沖縄県高江のヘリパッド建設に関し、地元自治体・住民の意見を尊重する意見書を可決しました

武蔵野市議会で、沖縄県東村高江でのヘリパッド建設に関連し

「住民の安心とやんばるの森の自然環境の保全を求める意見書」が採択されました

沖縄県の北部には「やんばるの森」と呼ばれる森林が広がり、ヤンバルクイナなど世界でも希少な動植物が生息しています。ここには、米軍の北部訓練場があり、海兵隊のジャングルでの戦闘訓練センターに使用されてきました。この北部訓練場を一部返還するかわりに、戦闘用ヘリコプター・オスプレイが離着陸するヘリパッドが建設されることになり、地元住民は、騒音・墜落の危険などが生活の安全を脅かすことを心配し、自然環境を守るため建設に反対してきました。

今年7月参議院選挙投票日直後に、沖縄防衛局による工事に反対する住民への暴力的な排除が始まりました。

こうした中で、9月30日、武蔵野市議会では以下のような意見書を可決しました。

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日本国憲法に保障された基本的人権の尊重、国民主権に照らして、政府は、選挙結果・県議会意見書・住民調査でも明らかな、米軍基地・ヘリパッド建設反対の民意を尊重するべきです。市民とともに自治のまちづくりを実践してきた武蔵野市議会として、対話を通じて解決の道を探るべきと考えます。

よって、武蔵野市議会は、東村高江のヘリパッド建設について、地元自治体・住民の意見を尊重し、生活の安全と自然環境の保全を図るよう求めます。

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議決結果は、賛成15人、反対10人です。反対したのは、自由民主市民クラブ7名、むさしの志民会議2名、会派に属さない議員1名(深田議員)でした。賛成議員には、公明党も含まれています。

私も、賛成討論を行いました。

全国で、沖縄の住民に心をよせ地方自治の尊重を守る行動が広がっていくことを期待しています。