兄弟別々の保育園に子どもが通うことは大変です~昨年の議会質疑再録~

保育園入所をめぐっては、兄弟ポイントの変更もあり「兄弟が別々の保育園に入所した」ことによる様々な問題がおきています。

保育園増やし隊のアンケートでもこの問題が取り上げられていました。

私は、一昨年の年末だったでしょうか、駅での宣伝で、「保育園の兄弟ポイントが無くなり、困っている」との相談を受けました。

年が明け、同様の悩みを持つ方にいろいろとお話を伺い、当事者の方と一緒に担当課長とも面談して、保護者の要望を伝えました。

その後、2015年3月議会、6月議会と兄弟ポイント廃止に伴う問題に関して一般質問で取り上げています。

6月議会での質疑を再度報告します。

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◆山本:今年度の入所に当たって保育園のしおりが改定され、いわゆる兄弟ポイントの廃止があり、戸惑いの声がたくさん寄せられた。4月以降も、兄弟別々で不便になった、第1子が認可園で第2子が認証であれば保育料の2人目減免が受けられない、災害が起きたら引き取りも大変だ、などの声を聞いている。

3月議会で変更に関する市民意見を聞くことと、新旧対照表の配布を求めた。保育園のしおりの改訂作業も行われるので、あらためて考えを伺う。

→市長:保育園のしおりにある利用調整の基準指数には様々なご意見をいただいているので、そうのような意見も踏まえ指数の改

定をしていく。変更点がわかるものをしおりの中で改定にあわせて検討していきたい。

◆(再質問)山本:保育園入所指数の問題は深刻な問題である。朝別々に行けば大変な方がいる。兄弟ポイントを無くしたことで、どれだけの方が困ったのかを把握しているのか。まだ十分でなければ、意見を聞く場・アンケートでもよいがきちんとやっていただきたい。

→市長:保育園入所基準指数については、すべての方が満足するのは、なかなか難しい。本来ならば、このような指数を無くして必要な人が保育園に入れることを考えなければならないが、苦肉の策として、ある程度優先順位をつけている。ただ、いろいろなご

意見もいただいているので、今後も必要に応じて見直しをしていきたい。

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以上が議会での質疑報告です。

世帯のうち一人でも保育園入所を優先するのか、兄弟別園のさまざまな問題を無くすのか、二者択一はできない問題です。

椅子取りゲームのような保活を強いられる状況を変えるには、3歳の壁の心配のない認可保育園の増設が最も大切と思っています。